二流を目指す伊達雅輝の三流レーサー&三流アングラー日記

2019年1月20日よりブログ名称ちょっと変わりました。

獲得標高3700メートル超の「房総山岳サイクリング」


千葉県サイクリング協会南部支部が主催する「房総山岳サイクリング」にyamaと一緒に参加した。


コースは、4月の募集時点では獲得標高4,000メートル、走行距離170キロとなっていて、4月28日に試走した
標高が低い千葉県内なのにこれほどの獲得標高となるコースをつくるには、実際に走った方でないと無理だろう。


きょう本番のコースは試走時から若干短縮され、地図データ上での距離は168キロ、獲得標高は3,767メートルだ。


yamaをピックアップし5時に出発し、コンビニ寄ってスタート地点には6時15分ごろ到着した。


集まった参加者は17人。


7時になったら好きな時間にスタートしていいことになっている。
レースではないので急いで出発する必要はないのだが、準備ができていて待機する理由も見つからないからyamaと2人で7時ちょうどにスタートした。


最初の急な下りなど11キロを進んだら、大福山で最初の本格的な上り道となる。
上り始めて後ろから合流してきた方と一緒に3人でしばらく走っていると、遠く後ろのほうから10人くらいの集団が我々とは別次元のスピードで迫ってくるのが見えた。


「(今回の参加者じゃなくて)別の集団だよ」とyamaが言ったが、まさに同感。


すぐに背後までやってきたので確認すると、ヘルメットにゼッケンナンバーのシールを貼った同じ参加者ではないか。


我々はその集団にはとても乗れないので見送った。



その後については出来事などをいくつか。


試走していないととても分からないような小道に入っていくところで、行き過ぎて対向車線からちょうど戻って来た人たちと合流。
せっかく10人くらいの集団で楽しく走っていたのに、下り道の凸凹でリアのライトが落ちてしまい、回収するために停止。
この時、前を走っていたyamaに大声で知らせたつもりも気が付いてもらえず。
yamaが私がいないことに気付いたのは数キロ先で、私はそこまでのルートに確証を持てなくてペースを上げられず、だいぶ待たせてしまった。



10時30分ごろに後輪がパンク。
チューブレスタイヤを装着してきたのでビードが落ちてしまうまでエアが抜けてしまったら、チューブを装着するしかなくなってしまう。
タイヤ単体でも装着するのに難儀するものなので、これはまずい展開かも。


でも中のシーラントがうまく効いてくれたのか、ビードは落ちずに済んだ。


yamaがリュックに入れて持ってきてくれた大型のポンプがここで活躍。
エア漏れもないようで、あまり時間を掛けずに普通に走れそうな状態まで充填ができた。



この先に現れる、この日一番の難所を前に記念撮影。



もう1枚。
きょうは、デジカメの代わりに食糧をポケットに入れないとゴールできないのでこれもスマホで撮影。



長狭街道を横切り、スタートからおよそ98キロ地点で突如現れる激坂。
後で主催者の方から聞いたところによると、通称「鬼坂」と言うらしい。
ルートラボで見てみると約1.8キロの区間の平均斜度は10%超だ。
瞬間的には20%を超えるところもあった。



「鬼坂」の終盤を上るyama。
「途中で足を着いたから、Uターンして最初から上ってきた」と。


ここから先も、そもそも大変なコースなのにyamaは体調が万全ではなさそうなのでかなりつらそうだ。
今回の参加を前にyamaはかぜをひいてしまい、2日前の木曜日の時点で薬が処方されたとのこと。
調子がいいわけがなく、房総スカイラインの入口あたりで半分くらいの行程にショートカットしようと提案するもそのまま続行することにし走ってきた。
私は全然寒くないのにyamaが「寒くないか」と尋ねてきたときがあったが、不調の表れだったのだろう。


ところどころでチェックポイントが設けられている。
ここで主催者側がお菓子や冷たい飲み物を用意してくれていたのがうれしかったし、助かった。
フロアポンプもお借りしたところ、後輪は4barしかなかったので当初の6barまで充填できた。


残り30キロ地点でyamaが「寒いし異様に眠いからリタイヤする。この先の鹿野山は上らず平坦路で帰るから、先に行ってくれ」と言う。
この地点なら私が先に駐車場まで行って車で迎えに来るのがいいと思い、単独で行くことにした。


なので鹿野山は頑張って上る。



早く駐車場までたどり着きたいが、何となく休憩も兼ね前回2人で写真を撮ったところで写真を撮った。
するとここに主催者の方が軽トラでやってきて、「もう一人いたよね」と尋ねてくれた。
私は「(yamaは)リタイヤです。この道は上らずに平坦路で帰るそうです」と言ったら、何と「後ろ、上ってきてたよ」と聞き驚いた。
それに平坦路だと相当な遠回りをしないといけなくて、むしろこの道を上ってきたほうが楽だという。
万が一、それが違う人だと困るので私と同じジャージを着ていたか確認すると「違う。青い服だった」と説明された。
ウィンドブレーカーは青色なので、yamaだと確信。


リタイヤするかどうかはこの先の最後のチェックポイントで本人に確認いただくようお願いすると、「これから車で(yamaのところまで)行ってみるから心配しないで。もし無理そうだったら車で乗せていくから」と話してくれた。
こんなことも含め、主催者側の皆さんには本当にお世話になった。


鹿野山の山頂からは残り20キロ。


ゴール地点前の最後の3キロほどの上りが異様にきつかったが、スタートしてから10時間18分11秒、17時18分ごろに無事にゴールにたどり着いた。


すぐにyamaにラインで連絡を入れると「リタイヤしてない」と返事があり安堵する。



最後の上りを着実なペースで上ってくるyama。
残り30キロ前と同じような不調さは感じない。



ウィンドブレーカーを着たらすぐに調子が良くなったそうで、どうやら体が冷えてしまったことも不調の要因だったらしい。
無事にゴールできて何よりだ。



GARMIN Edge510の記録では、走行距離163キロ、停止時間を除く実走行時間8時間51分17秒。



獲得標高は3523メートル。



◆2011SUPERSIX◆ホイール:R-SYS、タイヤ:IRC FORMULA PRO TUBELESS RBCC(23C)、エア圧:前後6.0bar、クランク:ROTOR POWER クランク、クランクギア:50×34T/ROTOR noQ、スプロケ:11-25T/CS-6700、ペダル:LOOK KEO BLADE CARBON



今回の様子は後日、「ちばとぴ!チャンネル」で紹介された。
http://chibatopi.jp/Ib91d7f7
※私とyamaは「超人」の対象に含まれません。



163.81 km
距離
3,273 C
カロリー
8:51:17
時間

8:44:43
移動時間

10:18:11
経過時間

18.5 kph
平均速度

18.7 kph
平均移動速度

127 W
平均パワー

365 W
最大パワー

179 W
最大平均パワー(20 分)

49% 左/51% 右
バランス(左右)

71% 左/76% 右
トルク効率(左右)

20% 左/22% 右
ペダルスムーズネス(左右)

141 W
Normalized Power® (NP®)

0.737
Intensity Factor® (IF®)

477.5
Training Stress Score®

191 W
FTP設定

3,282 kJ
運動量

3,523 m
高度上昇

3,511 m
高度下降

16 m
最低高度

365 m
最高高度

63 rpm
平均ケイデンス

132 rpm
最大ケイデンス

22.5 °C
平均気温

14.0 °C
最低気温

35.0 °C
最高気温