二流を目指す伊達雅輝の三流レーサー&三流アングラー日記

2019年1月20日よりブログ名称ちょっと変わりました。

DURA-ACE 7900試走

FD操作は筋トレのごとし

パーツの組み換えが完了し1月29日に納車となったSUPER SIXの試走をする。

基本的にDURA-ACE 7800シリーズからDURA-ACE 7900シリーズへの交換だが、無論、私の実力と比すれば交換前の装備であっても不満など毛頭なく十二分に高性能だった。
単に自転車好きのぜいたくな楽しみとして、最新の、最高峰のパーツの良さを堪能したいというのが交換理由のひとつであり、“言い訳のできない仕様”をもって練習のモチベーションアップにつなげることを狙っている。


<交換パーツ>
レバー :ST-7801 → ST-7900
ブレーキ:BR-7800 → BR-7900
※交換前のシューは7900
FD :FD-7800 → FD-7900
RD :RD-7800 → RD-7900
チェーン:CN-7801 → CN-6700


交換前のチェーンはおよそ1万km走行したものであったため、変速性能などに多少なりとも悪影響があったかもしれないがその点を差し引いて比べることはできないので、総合的な私見を挙げてみる。
・全体でカタログスペック上では約90グラムの軽量化となるが、全体的な重量差による走りへの影響は分かるはずもない。
・ただし、ハンドル回りは軽くなった感じがする。これはワイヤーが隠れたことによる視覚的な錯覚かもしれないが。
・ブラケットの形状がだいぶ違っていて、握ったり手を乗せた感触も異なる。ワイヤーが隠れたことにより7900のほうが何かと握りやすい。
・レバーのリーチが調整できるのはすばらしい。正確に言えば、私の手は小さいのでリーチを小さくして使用できるのがとても良い。ただし、リーチを小さくした場合はレバーの上部に常時、隙間ができるので見た目のイマイチ感がある。
・ブレーキは予想外に違いがあった。ひと言で表現すれば「剛性が上がった」。
・リアディレーラーは変わらないと思っていたが、操作感がすごくダイレクトになった。変速性能としての違いは分からない。
・フロントディレーラーは、初期設定ではアウターへ変速する際に重すぎて、まるで指先の筋トレをしているようだった。「レバーを動かす幅が増える」とは聞いていたが、それに加えて操作に相当の力を要するため、とても長時間のレースには耐えられないだろう。トリム操作が不要となった代償として、こんなに力が必要なのだろうか。
といったところだ。


分かりやすく言うと、
・性能はほとんど変わらないと思っていたのだが、フロントディレーラーを除いては期待を上回る良さだ。
・フロントディレーラーは、私にはとても「ムリ」なほどの力が必要。慣れとか、そういうレベルを超えている。7800のほうが完全によかった。
となる。


問題のフロントディレーラーは家に帰ってきてから自分で調整したりしながら考える。「もしかして、ワイヤーのテンションを低くすれば改善するかも」

  

結局、ワイヤーをこんなに(↑)ユルユルな状態にしてみたらほぼ改善した。操作は7800に迫るくらいに軽くなったし、変速も問題ない。ただし、それでも7800のほうが優秀だったと思う。
きっと、プロやレベルの高いレーサーならワイヤーのテンションが高くても大丈夫で、操作のタイムラグをなくし本来の性能を発揮するためにはそうすべきなんだろう。


サイクリングのような低負荷ながら、左手だけは筋トレのように頑張りながら

となった。


当然のことながら、今回のパーツ交換によってレースのタイムが縮まるわけでも何でもないので、エンジンである身体がグレードアップできるようコツコツ努めるのみだ。