二流を目指す伊達雅輝の三流レーサー&三流アングラー日記

2019年1月20日よりブログ名称ちょっと変わりました。

niner RLT9 Alloy



2018年から新しい相棒となるniner RLT9 Alloy



シートポストの下のほうを見ると山々の絵とともに、「Road Less Traveled」と書かれている。


意外に早く、昨年12月29日の夜にタキサイクルさんから連絡があり、翌30日に納車になった。


まだ完全には仕上がっていない状態ながら、「年末年始の休みの間に乗りたいでしょう」との取り計らいで急いで準備してくれた。
とはいえ、年末年始はもろもろあるし、しかも仲間と練習するならSUPERSIXのほうなわけだから「部屋に飾っておきます」との返事をしばらく実践しておくことに。




初走行を前に現段階でのパーツなどの記録。
題して「ニューバイクの仕様決定に至るまで」


そもそもの大きな目的として、雨でも楽に乗れるバイクがほしい。
歳も歳なのでMTBで毎日2時間以上走るのはつらい……。


となると、ロードバイクで油圧ディスクブレーキを装置し、30Cとか太めのタイヤを履けて、フェンダーが付けられるものがいい。



久しぶりにいろんなメーカーの最新のバイクを調べ、悩みに悩んで検討を重ねた結果、フレームはこのNINER RLT9となった。
2017年にディスクブレーキの台座が、ロードバイクの標準規格として定着してきたフラットマウント仕様に変更されたのも決め手のひとつ。



BBの下回り。



雨でも構わず走るので、これまでの経験からBBの選択肢はSHIMANO以外はあり得なかった。
今回着してもらったのはULTEGRAグレードのSM-BBR60 BSA。



ただ、このフレームのそもそものBB規格はPF30(PRESSFIT30)なのだ。



SHIMANOではPF30のBBは出していないため、SRAMのアダプターPRESSFIT30 TO BSA を装着している。
もしPF30のフレームにSHIMANOのBBを装着するためのアダプターが存在していなかったなら、このフレームは見送りとなっていたかもしれない。
雨天走行する場合、それほど「SHIMANOのBB」が肝なのだ。


それからいろいろ調べていたら、リア11速あればフロントは変速なしでいいのではと思うようになった。
2×11速と言っても実質的には22速すべてを使っているわけではないし、その必要性もないわけだし。


いつもSHIMANO信者のようなものだけど、リア変速ありで「フロントシングル」となった時点でシフターとリアディレーラーは必然的にSRAMに決定。



SRAM RIVAL1の右レバー。
左はブレーキ機能のみ。



リアディレーラーはSRAM RIVAL1 MEDIUM CAGE。
11-26Tから11-36Tまで対応する。
シフターもリアディレーラーもSHIMANOでよさそうなものかと思ったら、チェーン脱落防止機能としてのフロントディレーラーが存在しないため、チェーンの張力を強めに保つ必要性があるらしく、従ってその機能があるSRAM RIVAL1なのだ。


それからフロントシングルの場合は「ナローワイドチェーンリング」が脱落防止に効くらしい。
こういった情報はシクロクロスをやっている方にはあたり前なんだろうけど、いままで「フロントシングル」なんて具体的に考えたことがなかったからなあ。



それでナローワイドチェーンリングはいろいろあるけれど、クランクも加味してROTORの40T。
本当は42Tが欲しかったのだが「春まで来ない」と。
装着しているのはQ-RINGS QX1。
実はこれ、真円タイプを頼んだのに間違って納品となったらしく、交換するまで使わせてくれるとのこと。
楕円のQ-RINGSは見た目かっこいいしこのままでも良さそうな感じはするけれど、以前に3カ月くらい使ってしっくりこなくて真円に戻した経験があるからなあ。



SHIMANOのBBに装着できるクランクとして、チェーンリングと同時決定となったのがROTOR 3D24 CRANK。


走りの要となるのがホイール。
30Cくらいのタイヤを履いて段差も走るのでワイドリムがいい。
というか、最近のモデルはワイドリムが主流だが。


デザインで気に入ったのがFULCRUMか、CampagnoloのZONDA。
しかし、ハブのシール性能が弱く雨天走行に向かなそうなので選択肢から外れる。


niner RLT9のフロントは15mmスルー。
最新のディスクロードの場合、そのほとんどが12mmスルーになっていてホイールの規格もほとんどがそれになっている。
選択肢が限られてしまう。
安心なSHIMANOで、MTB29インチ用なら15mmスルーがあるけれど、XTグレードでも前後で1800グラムくらいなので重たい。



タキサイクルさんにいろいろ相談した結果、MAVICの2018年モデルのALLROAD ELITE UST DISCとなった。
フロントハブのシャフトは2018年モデルから12mm用となったため本来、それより太い15mmスルーは使えない。



このためタキサイクルさんがメーカー側に依頼し、2017年モデルの15mm対応のシャフトに交換したうえで装着してもらった。
これで別売りされているアダプターを使えば12mmスルーにも、9mmクイックでも使用可能だし、取り外した標準の12mm用のシャフトが手元にあるから、それに交換して12mmスルーのバイクに対応させることだってできる。
これはうれしい展開だ。



内幅22mmのワイドUSTリムで、エア圧に関しては「MAX 4.5bar」となぜかずいぶん低い指定になっている。
これについて後日、メーカー側に確認したところ、「MAX 4.5bar」はタイヤが40Cの場合だそうで、カタログでは以下のように記載されている。



したがってもし30Cより細い28Cなら5.8barより高くても問題ないとのこと。



タイヤはホイールとセットのMAVIC YKSION ELITE ALLROAD UST 30C(Tubeless Ready)。
シーラントが充填されておりチューブレスとなっている。



溝付きタイヤ。


仕様決定に関しては、こんなところ。
以下はパーツはあまり悩むことなく決定。



フロントブレーキキャリパー。
「RIVAL1」のセットとなっているSRAM RIVAL HRD BRAKE。



ローターもSRAMのCENTERLINE 160mm。



リアのキャリパーも同じ。



リアも160mm。



11速スプロケSHIMANO ULTEGRA CS-R8000 11-32T。



チェーンはSHIMANO ULTEGRA CN-HG701-11にクイックリンクSM-CN900-11を装着。



ハンドルはTHOMSON Alloy Round Profile Road Handlebar。
2017年11月3日のサイクルモードで見たとき「かっこいいなあ」と思っていたので迷うことなく一択。



ステムはポジションが決まるまで借り物で。
コラム長はとりあえず希望通り長めに残してもらった。



フレームに付属のシートクランプ。



サドルとシートポストはSCALPELから移植。



SCALPELでずっと使っていたペダルXTR PD-M970は見た目がだいぶくたびれているけれど、回転に何ら問題ない。
さすがSHIMANOだ。