午前中に、いつもなら車で、ごくまれにママチャリで買い物に行くホームセンターまで、妻と歩いて出かけてみた。
右脚を治すには、歩くことも重要かもしれない。
SCALPELでトルクをかけてペダルを踏んだとき、右のクランクが上死点を過ぎたあたりでBB付近から「カチッ」という異音がしていた。
BB30のベアリングのグリス切れと推測し、午後に作業を開始した。
右のBB30ベアリングのシールを取り外す。
見た感じではやはり、グリスが切れているようだ。
左側のベアリング。
シールを外したら、圧入の方向が違っていて右側とは異なり、ベアリング自体が見えない状態だった。
しかし、構造を理解せずにこのベアリングがはめこんである樹脂製のリングに隙間をつくって、そこからスプレーを噴こうとしたのが間違いだった。
ベアリングが所定の位置からずれてしまい、このままの状態で再度、樹脂製のリングをはめこむことができなくなってしまった。
仕方がないのでベアリングをいったん取り外してリングをはめこみ、当初の状態から裏表を反対にしてからBBに圧入し直した。
シャフトにはRESPOグリスを塗った。
ボルトを規定トルクで締めて、作業は終了。
夜に自宅の周辺を3キロほど走ったみたら異音はなくなっていた。
家に到着し玄関前で脚を着いた瞬間に大粒の雨が降ってきた。
ベアリングの在庫があったので、本来なら交換したほうが手っ取り早いのだが、メンテも楽しみのひとつということで。